気功の奇跡

気功によって信じられないことが起こることがあります。中国では、常識や科学で説明できないような力を「特異功能」と呼んでいます。そして、この特異功能者として有名な方の一人に、四川省出身の医師で気功家でもある厳新(げんしん)がいます。

右足首を骨折し、そこが壊死した為に4年間歩行できなかった人が、座らされ、水を張った洗面器に足を浸し、気を照射されたら、その後、普通に歩けるようになり、X線を取ると骨折までが完治していたとか、腕を骨折した人が、2時間後には逆立ちできるようになったとか、講演を聞いているだけで重病が治ったとか、厳新気功師には色々なエピソードがあります。

郭林(かくりん1908年~1984年)という気功家は、癌を克服した奇跡の新気功で有名です。1909年に中国の広州(こうしゅう)に生まれたこの女性は、書画に優れた道教の道士である祖父の血を受け継ぎ、祖父から気功や絵画の指導を受けていました。40才の時に子宮がんにかかり、6回の手術を受けたにもかかわらず完治しないため、医療によっての癌の治療をあきらめ、郭林は子供の頃から学んでいた郭家伝来の気功術で何とか癌を克服しようと決意し、試行錯誤を始めました。やがて、彼女は、「歩く気功法」を編み出しがんを克服しました。この気功法は、郭家の伝統気功を改良した新気功法で、鼻から息を2回吸い、鼻から1回吐く「風呼吸」を特徴としています。この新気功で多くの方ががんを克服し、イギリスの科学誌(ネイチャー)に取り上げられ、世界の注目を集めることになりました。(風呼吸を使った行功という歩行法

私の気功の師でもある張永祥(ちょうえいしょう)先生も中国では、紳手張(しんてちょう)「神の手を持つ張さんという意味」というあだ名がつけられるほど有名でした。がん患者が先生の診療所で次々に良くなっていくので、それを知った新聞記者が新聞に顔入り記事を載せ有名になり、当時の中国の指導者やその家族、各界の著名人たちから治療を依頼されています。また、超能力的な力で、行方不明になっていた遼寧省中医研究所の秘書の母親を探したり、犯罪者の居場所を捜し出し、そういうあだ名がつけられるようになりました。治療依頼のため日本に来日した張先生は、日本医科大学に呼ばれ、気功による診断のデモンストレーションをすることになりました。懐疑的な教授達の中から2人選び、それぞれの健康に関する問題を当てる事が出来たので、そこにいた皆さんを驚かせたそうです。その他に写真だけで患者様の健康状態を診断する実験もし、その診断の正しさを示したため、気功の力の存在を教授たちも認めざるを得なくなったそうです。その後、その日本医科大学第1付属病院に中国気功医師という立場で、3年間仕事をすることになりました。

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