東洋医学的な気の概念

東洋医学的な気の概念について

気は宇宙エネルギーであり、生命エネルギーだと述べました。そのことをもう少し細かく説明していきたいと思います。

気という概念は、東洋医学では重要なものですが、実体があいまいなのでその解釈の仕方はたくさんあります。最近では、物質としてとらえていることが多いようです。気は宇宙を構成する基本単位で、気が動き、変化することにより世界のすべての事象が生まれるとされています。人間もそのうちの一つであり、気が体を作り、生命活動を維持しています。そういう意味で、宇宙も、地球も、月も、動物も、植物も、人間も、別々の存在ではあるけれども、突き詰めれば同じものから成り立ち、一つであるという哲学に通じます。

人体の気は、腎中の精、水穀の精微、清気のいずれかでできています。腎中の精とは、ご両親から頂いた生まれ持った先天の精で、腎に保存されています。水穀の精微とは、飲食物が消化器系の器官で吸収されてつくられた水穀の精気のことで後天の精となります。先天の精は、生まれた時に持っている量が決まっていて、使えば減ってしまいますが、後天の精によって補うことができます。清気は、肺を通して自然界から吸収した気の事です。

人体で気を作ことのできる蔵は、腎、脾、肺です。ですから、これらの蔵に異常があったり、機能が正常に働かなくなると、気のめぐりが悪くなったり、気が不足し、病気の原因になります。特に、水穀の精微を作る脾と胃の機能は大切です。